【現代の闇を取材】歌舞伎町ぼったくりバー・トー横キッズ・大久保公園立ちんぼ(東京新宿裏社会)

【現代の闇を取材】歌舞伎町ぼったくりバー・トー横キッズ・大久保公園立ちんぼ(東京新宿裏社会)

written by.岡理辺マナヴ

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皆さんは椎名林檎さんの『歌舞伎町の女王』という曲をご存知でしょうか?歌詞でこのような一節があります。

『 15になった私が売るのは自分だけで
    同情を欲した時に全てを失うだろう』

例えば、華やかな夢の国であるUSJの外はゴミ溜めの様な場所があったりと表裏一体、光あるところにはすべからく闇があるものです。

今回花の都である東京へ研修の機会があり、以前から気になっていた世界有数の歓楽街である眠らない街歌舞伎町のぼったくりバー・トー横キッズのOD・そして大久保公園の立ちんぼのリアルを取材しました。

若者は何を想い今日も路上へ立つのか?これは現代社会が生んだ闇に迫る実録ドキュメンタリーです。

歌舞伎町ぼったくりバー・トー横キッズOD・大久保公園立ちんぼのリアル

令和6年6月の平日の夜、盛大な打ち上げのあと上司と部下含め5人で新宿を訪れました。

歌舞伎町の最寄り駅である新宿駅は、一日約350万人とも言われ世界一の利用者数を誇り、ギネス記録にも認定されているそうです。ちなみに新宿とは、江戸時代に『新たに作られた宿場町』これが名称の起源になるそうです。

その中にある歌舞伎町は『歌舞伎劇場も誘致したい』との想いから歌舞伎を取ったそうですが、実現には至っていません。

話を戻します、土地勘ないまま横道から歌舞伎町内に到達はしていましたが、まずはランドマークである入り口の門を探しました。が、頼みのグーグルマップもエラー。あえてT字路を多くし、曲がる度に驚きがある街作りを戦略的に行ったそうですね。

恥ずかし気もなく周囲の人々に聞き回り、門を目指しました。都会人は無関心で冷たいイメージがありましたが、思いのほか皆さん快く教えてくれます。

ブレイキングダウンでお馴染み咲人さん在籍のホストクラブ、トップダンディーがビカビカと黒光りして目前に鎮座、おのずとテンションも上がってきました。

群衆の波に身を任せていると、トー横が見えました。トー横とは『TOHOシネマズの横』の略になります。

未成年の飲酒・大麻喫煙・脱法ドラッグ・OD

【現代の闇を取材】歌舞伎町ぼったくりバー・トー横キッズ・大久保公園立ちんぼ(東京新宿裏社会)

青髪の青年や、どう見ても未成年の赤髪の女の子たちがそこら辺にイスを広げて酒盛り、ネットで見た情報通りです。輪の中で、奇声を発し地面に泣き崩れている子が見え隠れしました。最近ではドラッグストアで買える薬の乱用によるOD(オーバードーズ)が頻発し、病院に運ばれたりと深刻化されている様です。

この子達はトー横キッズと呼ばれ、家出したり親に見放された行き場のない子達の集いの場となっている様で『飛び降り事件』により全国区に知れ渡ったコミュニティーでもあります。傾倒した子ども達にはある種の宗教にも似た連帯感があり、心の支えにもなっている要素は受け皿的側面としては必要なのかもしれません。

しかし集まるキッズの中身は分別の付かない子どもの一面もあるので、甘い言葉ですり寄ってくるオトナには注意が必要です。薬物の売買に利用したり、子どもを見守り支援していたはずの『歌舞伎町卍会』の総会長ことハウル・カラシニコフは、未成年を淫行し逮捕されました。(その後、拘置所内で不審死を遂げています)

トー横に感化された大阪のグリ下(グリコ看板の下)など、メディアで煽るほどに危険な流れは各地に広がりを見せています。

60分飲み放2000円

【現代の闇を取材】歌舞伎町ぼったくりバー・トー横キッズ・大久保公園立ちんぼ(東京新宿裏社会)

見渡す限りの電飾やビル一面の広告に圧倒されつつ、内側からようやく門に到着。同じ様に写真を撮る観光客の多いこと。

一息つく暇なく2丁目へ向かって行くと、ガルバやコンカフェ、メンエスのお姉さんが『60分飲み放2000円』の看板を手に笑顔で訴えてきます。

安い、、

ぼったくりバー潜入も考えましたが、YouTubeで散々擦られてきたのでスルーしました。

数歩ごとに、目のパキッたキャッチのお兄さんが次々に声を掛けてきます。客引きは違法になったそうですがココでは全然関係ないんですね、無法地帯です。

よくよく見ると黒人や中東系、平気で路上喫煙するガラの悪そうな日本人も多く、不思議と全員が半グレに見えてき緊張が走ります。口論も至るところで発生している様でした。

昨年YouTubeで見た『893のスカウト狩り』に戦慄を覚えましたが依然治安はシリアスな様です。

日々鍛えている安心感と、この日もお酒を飲まなかったのでそこは平常心を装えつつも、一抹の不安が頭をよぎりました。

同行の上司達はベロベロ、遊び慣れていない夜の街が初めての部下のF本(仮)はなぜか10万以上もの大金を忍ばせた長財布を、あろう事かケツ差ししていたのです。

アニメとゲームにしか興味ないんじゃなかったのか?

自然と小脇に抱えていたバッグの手がギュッと強まります。

そして逃げ込む様に無料案内所へ入りようやく一息、談笑していたところ「岡山の方ですか?」の声。

ダンス・イン・ザ・ダーク

偶然その案内所のコンシェルジュのお兄さんが岡山出身との事で、ポッキーさん(仮)と言うらしいその男性は平岡祐太似のスラッとイケメンで、しかし時折どこか疲れた表情も垣間見えます。まさか東京で同郷の人と出会えるとは、なかなかに運命的です。

ポッキーさんが部下のオニギリさん(仮)を介し、歌舞伎町を案内してくれる事となりました。顔が利くのか全く声を掛けられなくなり、一気に周囲が見易くなります。

むせ返る様なムスクの香り、時折鼻をつんざく生ゴミの様なにおい、目まぐるしく色を変えるLEDに少し頭がクラクラしてきた頃、上司の要望でキャバに。

こういう場は苦手なので気乗りしませんでしたが、ぼったくられるかもという期待感を胸に来店。

コロナ禍から始まったうがいという儀式を終え、ソファーに腰掛けます。

程なくして夜の蝶が舞い降りてきました。が、顔面偏差値がレベチ!本当に芸能人並で驚きました。

中条あやみ似のきょんさん(仮)に鼻の下を伸ばすF本を見て思わず笑みがこぼれます。

何を隠そう、これを見るのも楽しみのひとつだったのです。(悪趣味)

【現代の闇を取材】歌舞伎町ぼったくりバー・トー横キッズ・大久保公園立ちんぼ(東京新宿裏社会)
胸元のロゴは何をアピールしているのでしょうか?

お会計は5人で5万とぼったくりのぼの字もありませんでした、残念。

(ちなみに、翌日またもや歌舞伎町へ飲みに出た上司は8万ぼったくられたそうです)

退店後、オニギリさんが下でわざわざ待機してくれていたので、オススメしないと釘を刺されつつも今回の目的である大久保公園へ案内してもらいました。

春を売する人

薄暗く、世界が変わったかの様に異様な空気感が漂います。そう、ここは若い女性が春を売る日本一有名な『立ちんぼ通り』なのです。公園と言うより交援の方がしっくりきます。

立ちんぼとは世界最古の取引と言われ、男女間で成立する売買春であり、売春防止法により禁止されているものの罰則規定はなく、逮捕される可能性はありません。

しかし、お店の様に定期的な検診が行われないので感染症のリスクも高いと言われており、仮に未成年と認識し買春したなれば、児童売春法違反により逮捕される事にもなりかねません。

華やかな歌舞伎町とは打って変わって、暗雲が立ち込めます。ある意味、逆パワースポットでしょうか?それに芋を引いた上司3人にはお帰り頂き、勇者F本とふたりで公園周辺を二周ほど回りました。

、、アニメとゲームにしか興味ないんじゃなかったのか?(2回目)

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